賢く活用 美容施術

ワキの多汗症はボトックス注射で治療しよう

暑い季節やスポーツをした後などに汗をかくのは自然な生理現象ですが、特に暑さを感じている訳でもなく、体を動かした後でもないのに多量の汗が出てくるのは、多汗症と呼ばれる症状です。
症状の出方には個人差があり、全身に発汗がみられる人もいれば、手のひらや足の裏、顔、ワキといった身体の一部で症状が現れる人もいます。いずれにしても多汗症になって気持ち良い思いをすることはありません。
例えばワキから大量に汗が噴き出るケースでは、汗染みなど見た目の問題はもちろん、汗による湿気で細菌が増え、嫌な臭いを発生させる原因となってしまうのです。


多汗症人によっては日常生活や社会生活に支障をきたすほどの悩みとなりうる多汗症ですが、いくつかの治療法があります。仮にワキの汗で悩むケースでは、ボトックス注射が有効です。
ボトックスとは筋肉の麻痺を引き起こすボツリヌス菌から生成されていますが、決して危険なものではありません。ボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質を有効成分にしたもので、交感神経から汗腺への情報伝達を遮断することで発汗を抑制させるという狙いがあります。


ボトックス注射で治療するメリットボトックス注射で治療するメリットは、何と言っても注射1本で済む手軽さです。メスを使うような手術ではないので、短時間の処置で終了します。
ただし汗が出ている部位に満遍なく皮内注射していくので、片方のワキだけでも20回ほど針を刺していく事になります。極細の針が用いられるので麻酔無しの処置も可能ですが、少なからず疼痛は伴います。
元々注射が苦手な人や痛みに弱い人は、表面麻酔や笑気麻酔を使った方が安心出来るかもしれません。


施術時間施術は5~10分程度で、当日からシャワーも可能です。ダウンタイムもほとんどありません。肝心の効果ですが、通常は施術後2~3日であらわれます。
持続期間は4~9か月なので、もし夏場だけ汗が気になるのであれば、本格的に暑くなる前に一度注射を打っておくと不快な思いをせずに済むようになります。